「クズを増やして世界を征服!!」するという異色の放置系RPG「新型中二病」がアンドロイドに登場。リリースから半年でじわじわ人気を上げ、1万ダウンロードを超えるヒットとなっている。
「中二病」とは思春期の少年少女にありがちな、自意識過剰な言動やふるまいを現す言葉。最近では大人になっても思春期的なメンタリティーを持ち続ける人物のことを「中二病のおっさん」と形容するようにもなった。
このアプリは思春期のオタクにありがちな妄想や妄言を武器にして冒険するRPGゲーム。「群馬県Gunmerロックハート城」などのステージを選択して「力を開放する」ボタンを押すと、ランダムで「くさいパンチ」などの武器が選ばれる。ちなみに「くさいパンチ」とは“鍛えすぎて風呂に入ってない格闘王のパンチ”とのこと。武器を選んだ後、「これでたたかいにいく」を選択すると冒険がはじまる。
基本的には放置系のRPGなので、後は結果が出るまでスマホを放置するだけ。どんどん「成功」させてステージをクリアしていこう。プレイは単純ながらも登場武器は1000種類以上、ステージは150以上とかなりのボリュームだ。登場した武器は妄想図鑑に記録されていくのでコンプリートを目指してみよう。
また、ステージ名が面白いのもこのアプリの特徴。静岡県はSilent Hill、熊本県はBookBearといった具合に、基本的には英語の直訳だが、群馬県だけは何故かGunmerだ。また、アイコンには各都道府県の地図が描かれているが、香川県だけはうどんの絵になっているなど、要所要所にツッコミどころが用意されているのも人気の理由と言えるだろう。ユーザーレビューを見てみると、
「放置系アプリですが、 ネタが豊富で凄く面白い!」
「放置系ゲームを極限までシンプルにしたわかりやすいゲームだと思います」
といった具合に、ステージやアイテムがボリュームたっぷりに用意されている点が評価されているようだ。
本アプリを制作したのは「ゆーずふーる」というチーム名で活躍する二人の大学生デベロッパー。新作の「新型五月病」も先ごろリリースされ、初日で1000ダウンロードを超えるスタートダッシュを見せている。今後も「新型中二病」のようなアイデア溢れるアプリのリリースに期待したい。(こうべみせ)